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論文の初稿は一ヶ月前に終わらせよう — 2024/08/10
初めまして、サイバーセキュリティ研究室の石川です。私は先進計算機システム研究室のメンバーではありませんが、つい先日、私が学会に提出した論文の共著として穐山先生にご指導いただいた縁で、今回記事を寄稿させていただくこととなりました。
本記事では論文の初稿を早い段階で完成させるとどのようなメリットがあるのか、初稿はいつまでに終わらせたらいいのかについて説明します。なお、本記事は国内学会や卒業論文を対象としています。
スパコン富岳の見学会 — 2024/08/02
理化学研究所のスーパーコンピュータ 富岳の見学会を、穐山研・毛利研・上原研の合同で行いました。 富岳は 2020 年に稼働を開始し、4 年後の 2024 年 4 月の TOP 500 list でもHPCG ベンチマークで世界一位を獲得しているスパコンです。
本当は穐山が行きたいので企画した見学会でしたが、学生のみなさんも非常に楽しそうに見学してくれとてもよい見学会でした。 質疑応答ではジョブスケジューラについてや CPU の命令セットアーキテクチャについてなど細かい質問が多く飛び出しましたが、理研の担当者の方にとても丁寧に答えて頂き理解が深まりました。
同志社大学との共同研究の成果を発表 — 2024/07/24
2024 年 7 月に北海道札幌市で開催されたセキュリティサマーサミット 2024 で以下の論文を発表しました。
- 林 容央, 塩沢 健, 穐山 空道, 桂井 麻里衣: “ダークウェブ上のハイパーリンクを用いた隠語分析の検討”
本研究は同志社大学 知的機構研究室(桂井研究室)との共同研究であり、 立命館大学側の研究成果であるダークウェブのクロール手法で得られたデータを同志社大学側で分析したものです。 立命館大学の強みであるシステム分野・セキュリティ分野と同志社大学の強みであるデータサイエンス分野がうまく結びついた素晴らしい結果だと考えています。
情報処理学会 OS 研究会で発表&受賞 — 2024/07/05
2024 年 5 月に石垣島で開催された情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会(通称 OS 研究会)で以下の論文を発表しました。
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谷口 智哉, 穐山 空道: “Rowhammer による Shadowstack への偽装に対するプログラムごとの危険度判定の提案”
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川﨑 秀昌, 西村 俊和, 穐山 空道: “VM 間 Rowhammer 類似攻撃に対する多重 Canary を用いた検出・隔離手法の提案”
また川﨑さんの発表は参加者による投票の結果、「優秀若手発表賞」を受賞しました。
DRAMSec 2024 に論文が採択 — 2024/06/07
以下の論文が Fourth Workshop on DRAM Security (DRAMSec) に採択されました。 本学会は名前の通り DRAM のセキュリティに関するもので、International Symposium on Computer Architecture (ISCA) と言うコンピュータアーキテクチャ分野のトップ会議の併設会議です。
- Keigo Yoshioka, Soramichi Akiyama: “GbHammer: Malicious Inter-process Page Sharing by Hammering Global Bits in Page Table Entries”, Fourth Workshop on DRAM Security (DRAMSec), co-located with ISCA, June 2024.