About Our Group
先進計算機システム研究室(穐山研)は立命館大学 情報理工学部 セキュリティ・ネットワークコースおよび情報理工学研究科 計算機科学コース属しています。 我々と一緒に研究活動をしたい方はこちらを見てください。
当研究室では、計算機システムをより安全に・高速に・使いやすくするために、 計算機自身やそれを制御するソフトウェアの研究をしています。
- 安全な計算機システムの研究:パスワードや OS による保護などを無視する新たな攻撃手法の発見が近年あいついでおり、安全性の根本が揺らいでいるのが現状です。これを次のような研究で解決しようとしています。
- 複数の種類のサイドチャネル攻撃を一括して防ぐ新たな OS 設計方法の研究
- 従来攻撃されていなかった OS の管理データの脆弱性と保護方法に関する研究
- 高速な計算機システムの研究:シリコン微細化の限界や放熱の限界により、計算機ハードウェアの性能が「待っていれば自動的に向上する」時代は終わりつつあります。これを次のような研究で解決しようとしています。
- アクセスは高速だがたまにデータが化ける Approximate Memory という新しいメモリの研究
- OS や仮想マシンの力でアプリケーションが意識せずとも自動的に効率化を実現する研究
- 使いやすい計算機システムの研究:いかに安全で高速な計算機でも、使いにくければユーザは困ります。例えばネットワークから完全に分離したシステムは安全かもしれませんが、使うためにその場に行く必要があります。これを次のような研究で解決しようとしています。
- Process In Memory (PIM) と呼ばれる、CPU を使わずに計算ができるメモリ上でのアプリケーション開発手法の研究
- データをランサムウェアに対して安全な構造に自動的に変換する SSD の研究
より詳細な研究内容はこちらを見てください。 リンク先のページでは上記とは異なる研究分類をしていますが、安全・高速・使いやすいを目指すという根本は同じです。